省エネとエコに貢献可能な会社の太陽光パネルブログ:2016年12月10日
オレ達夫婦は、結婚してから7年間、
努力はしていましたがお子様ができませんでした。
はじめのうちは話をふってきたお互いの両親も、
段々とお子様の話題を
オレ達の前で出さないようになっていきました。
当時のオレは、実のところ、
お子様が欲しいと思っていませんでした。
小さいお子様をどう扱っていいかわからなかったし、
何より、お子様が生まれると
自分や夫婦の時間が割かれてしまう、
自由が奪われてしまうのではないかとも思っていました。
でも、よく考えてみると…
お子様が欲しくないという思いの下には、
別の感情が隠されていたのです。
それは、自分のことが大嫌いだということでした。
小さい頃、忙しかった両親には
オレ達お子様の面倒をみる余裕がありませんでした。
それをお子様心に
「両親に愛されていないオレは、愛するに値しない存在だ」と
勘違いしてしまっていたのです。
けれどもそれは本当に大きな誤解でした。
お子様を愛さない両親はいない。
そこにはしかたのない事情があったのかもしれない…
という、ものの見方が出来るようになったのです。
愛していなかったのではなく、
仕事の忙しさのために仕方のなかったことだった。
それどころか、
お子様達の幸せのために身を削って働いてくれていたのだ!
その時、
生まれてはじめて、
自分のお子様がいてもいいんだ!と
思えたのです。
すると、まさにその月のことです。
お子様を妊娠したと妻から報告を受けたのは…
妻は電話口で泣いていました。
今振り返れば、妻もまた、オレと同じように自分を責めていて、
オレの思いは知らぬ間に妻の中に伝わり、
夫婦の間にも愛というつながりが生まれたのだと思います。